2026/05/27

ももかぐこらむ No.2

* * ♪ ♬   ももかぐこらむ ~知ってみよう、里親のこと~ ♪ * * 

2回目の今回は、保護される子どもたちについてのお話です。

★ 社会的養護って? 

日常生活では、あまり聞き馴染みのない言葉だと思いますが、里親のキーワードともいえる言葉です。

 生まれてくるすべての子どもたちは、安心安全な環境で、親からの愛情を受けながら育っていくことが望まれます。が、現実は必ずしもそうではありません。親の死亡や行方不明により育てる人がいなかったり、親の病気、貧困により子育てが困難な場合もあります。また虐待によって家庭では安心して生活ができない子どももいます。このような子どもたちを公的責任の下で保護・養育し、養育に大きな困難を抱える家庭を支援する仕組みを社会的養護(しゃかいてきようご)といい、その対象となる子どもは全国に約42,000人いると言われています。

★ 保護される子どもたちについて 

子どもたちが保護される経緯は様々ですが、一番大きな割合を占める要因が児童虐待です。児童虐待には、殴る、蹴るなどの『身体的虐待』、子どもに罵声を浴びせたりおびえさせたりする『心理的虐待』、適切な衣食住の世話をしない『ネグレクト』、性的暴行などの『性的虐待』の4つの種類があります。なかには虐待によって身体に後遺症が残ったり、心に傷を負うこともあります。

また虐待以外でも、子どもたちは親から離れて生活することで喪失感も体験しています。これは乳幼児であっても同様です。安心できる環境で、自分だけを見てくれる、愛情を与えてくれる、信頼できる大人との関わりを持つことができる生活が子どもたちには必要です。

★ 家庭養育のススメ 

先ほどご説明した通り、様々な事情により家庭で生活ができない子どもたちは、乳児院や児童養護施設などの児童福祉施設で生活(施設養育)するか、里親やファミリーホームで生活(家庭養育)することになります。42,000人の約8割が施設養護、2割が家庭養護で養育されています。

宮崎県内におきましても、社会的養護が必要な子どもたちが約410人いますが、その9割が施設、1割が里親のもとで生活しています。前回でのコラムでも説明しましたが、子どもは家庭的な環境で生活をすることで、将来の家庭のモデル像ができるなどのメリットがありますが、特に人との信頼感を育み心の発達に重要な愛着を形成する時期の就学前の子どもたちにとっては、さらに大きなメリットとなります。

次回は、よく質問を受ける項目についてQ&Aでご紹介します。

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