2026/09/30
ももかぐこらむ No.6
* * ♪ ♬ ももかぐこらむ ~知ってみよう、里親のこと~ ♬ ♪ * *
6回目の今回は、児童相談所のお話 です。
児童相談所の職員さんにお話を伺いました。
★ 社会的養護における児相の役割
「児童相談所」と聞くと、様々な報道や事件も多く、少し怖いイメージを持つ方もいるかもしれません。でも、私たちのいちばん大切な役割は、子どもたちの安全と安心を確保し、一人ひとりの権利を守ることです。
もし、子どもたちが家庭で安全に過ごすことが難しく、危険が及ぶ可能性があると判断したときには、一時的に家族と離れて生活してもらうという決断をすることもあります。これは、決して親子を引き離すことが目的ではなく、何よりも子どもの安心、安全を守るための、大切な一歩なのです。
★ 保護を要する子ども・親の現状
社会的養護を必要とする背景には、深刻な虐待だけでなく、親の病気や経済的な困窮、周囲からの孤立など、とても複雑な事情が絡み合っています。親子を離したあと、私たちは「どうすれば家庭の安全が確保されるか」を何度も話し合いますが、その環境作りには時間がかかることも少なくありません。
その間、子どもたちは生まれ育った家や家族、身につけてきた価値観から離れ、全く新しい環境で生活することになります。私たちも「子どもたちが新しい環境に適応できるだろうか」「安心した生活を送れるだろうか」と、常に大きな葛藤を抱えながら慎重に判断しています。だからこそ、子どもたちが「自分は大切にされている」と心から実感し自己肯定感を育めるような温かい愛情と、健やかな成長を支えてくれる『里親』という存在が求められています。
★ 児童相談所における里親委託への取り組み
私たちは、国が進めている「家庭養育優先の原則」に基づき、里親委託に注力しています。より家庭に近い環境で特定の大人と愛着関係を築くことは、子どもの心の安定に欠かせないからです。一人でも多くの子どもが温かい家庭で過ごせるよう、里親支援センターなどの専門機関と協力し合い、子どもの特性に合った里親さんとのマッチングを丁寧に進めています。
また、里親と子どもとの生活が始まってからも、みんなで養育していきます。関係機関で協力して定期的な訪問や相談対応を行う「チーム養育」の体制を整えています。新しい環境での養育における戸惑いや葛藤を分かち合い、地域全体で子どもを育むネットワークを大切にしています。
★ 読者の方へのメッセージ
『里親』という選択肢は、決して特別な人だけのものではありません。共働きのご家庭、子育て経験のない方、単身の方など、多様な方々がそれぞれの形で子どもたちに寄り添っています。数日間だけ預かる形もあれば、数年間じっくり向き合う形もあり、関わり方は様々です。
すべての子どもに、帰れる場所と、自分だけを見守ってくれる大人が必要です。
まずはこの制度について、知ることから始めてみませんか?あなたの関心が、ひとりの子どもの人生を支える大きな力になります。もし「自分にも何かできるかも」と少しでも思われたら、ぜひ里親支援センターや児童相談所へお気軽にお問い合わせください。
♪ 次回もお楽しみに!!